報告:M.Ideshima 写真:Y.Watanabe / Y.Kawatani
第2ラウンドを終えて首位とは5打差の8位タイに甘んじていた今季6勝の竹田麗央。「日本女子オープンの会場の雰囲気は他のトーナメントとは違う」と特別感があることを話していた竹田。その影響もあったのか、第1ラウンドはイーブンパーの24位タイと大きく出遅れる。ただ、第2ラウンドは3アンダーパーの69で8位タイへ浮上。そして迎えたこの日は、竹田にとってムービングデーとなった。
「周りの皆さんも伸ばしていたので、今日はたくさんバーディを獲ろうと思ってスタートしました」スタートホールで幸先良くバーディ発進すると、この日は7バーディ・2ボギーの5アンダーパーでホールアウト。スタート時には4つくらいは伸ばしたいと話していた想定を上回る67をマークして、通算8アンダーパーで首位タイに立った。
今回の舞台である大利根カントリークラブ西コースの上がり3ホールの難しさは選手たちが口を揃えるほど。第3ラウンドを終えた時点の上位4選手の中でスコアを落とさなかったのは竹田のみということからもその難易度の高さがわかる。最終18番ホールこそボギーとしてしまうが、全体的には合格点を与えるには十分のラウンドだったと振り返る。
また、竹田にとって第1ラウンドの出遅れはそれほど気にはなっていなかったようで、4日間の長丁場なので、3日目が終わって優勝を狙える位置にいられればいいと思っていたときっぱり。その余裕は今季6勝を積み重ねてきた経験が成せる思考と言えるし、その思考があるから6勝を挙げられたとも言える。
今回の大利根カントリークラブ西コースは大会史上最長の6,845ヤードで、飛距離が出る竹田に有利という前評判だったが、竹田自身も日に日に気持ち良く振れるようになっている。明日の最終ラウンドも竹田が自分のゴルフをやり切ることができれば、自ずと今季7勝目はついてくるだろう。
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