公益財団法人日本ゴルフ協会(JGA)は3月12日、都内で日本ゴルフ殿堂発足の記者会見を開催しました。2010年の設立以来、これまで特別賞5人を含む50名のプロゴルファーを顕彰してきた一般社団法人日本プロゴルフ殿堂を本年1月に発展的解消をし、JGAがより広く日本ゴルフ界の発展に貢献いただいた方々を顕彰する日本ゴルフ殿堂を設立することを発表しました。また、日本ゴルフ殿堂の設立にあたり、JGA内に日本ゴルフ殿堂本部を設置し、エクゼグティブプレジデントに松井功日本プロゴルフ殿堂理事長、同本部本部長/エクゼグティブディレクターに山中博史JGA専務執行役、コーディネーターに戸張捷JGA広報参与が就任することを発表しました。
会見の冒頭、池谷会長よりこれまで日本プロゴルフ殿堂として活動をしてこられた松井功理事長、プロ3団体への謝辞とともに、「日本プロゴルフ殿堂と日本ゴルフ協会は、日本のゴルフ界において多大なる貢献をされた方々に対しても顕彰を行い、後世に伝え継いでいくことが、必要であるとの共通認識のもと、プロゴルファーだけでなく、広く日本ゴルフ界に貢献された方々を顕彰していくための殿堂のあり方について検討を重ね、3月6日の当協会理事会において正式に「日本ゴルフ殿堂」の設立を決定いたしました。なお、日本ゴルフ殿堂は、組織上JGAの中に入りますが、これまで同様プロ3団体と共にこの事業を取り組んでいくことになります」と日本ゴルフ殿堂設立の経緯について説明がありました。
続いて、松井エグゼクティブプレジデントより「日本プロゴルフ殿堂は設立から10年以上にわたりプロゴルファーを対象として顕彰してきましたが、ゴルフ界全体を顕彰する制度が必要であるとの認識から、3年をかけて議論を重ねて、今回の発表となりました。日本ゴルフ殿堂では、より広く日本ゴルフ界発展に貢献いただいた方を対象とします。新たなスタートを切る日本ゴルフ殿堂への支援をお願いします」と挨拶。
日本プロゴルフ殿堂の設立にも関わった戸張広報参与からは、「日本のゴルフ発展に貢献いただいた方を対象として顕彰する場が必要と思ってきました。日本のゴルフの歴史を次の世代に繋いでいくスタートが切れて嬉しく思っています」との挨拶がありました。
山中本部長からは、「2026年3月には日本ゴルフ殿堂式典の開催を控えています。それに向けて、どういう方を顕彰するのか、世界ゴルフ殿堂を参考にしながらノミネートコミッティー、セレクションコミッティのメンバーの候補者をあげているところです。顕彰対象となる方は、アマチュアプレーヤーのほか、コーチ、ゴルフコース設計家、クラブ設計家、メディア、協会や団体のリーダー、トーナメント界において貢献された方などを考えています」と、日本ゴルフ殿堂の今後の取り組みについて説明がありました。
また、記者会見では世界ゴルフ殿堂のマイケル・トロステルエグゼクティブディレクターからビデオレター、USGAのマイケル・ワンCEOとR&Aのマーク・ダーボンチーフエクゼクティブからお祝いレターが紹介されました。
JGAでは日本ゴルフ殿堂を通じて、日本のゴルフ文化の発展に寄与してまいりますので、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
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