Championship Reports競技報告
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今年の関東女子グランドシニアチャンピオンの田中真弓(成田東CC)は、首位と10打差の7オーバーパー79で6位タイだった。10打差と聞けば聞こえは悪いが、成績を俯瞰すれば決して悪くない。2位とは3ストロークしか違わない。ただ、この日は3バーディ・7ボギー・1トリプルボギーと、安定したゴルフが取柄の田中としては珍しく乱調だった。開催コースの笹井コースは、設計が井上誠一氏で、平成25年に約1年間コースをクローズして、リニューアルを図った。原設計を活かしつつ、モダンな作りになった。距離の長いパー4や池、バンカーが戦略的に配置され、アンジュレーションのあるグリーンがプレーヤーを苦しめている。69で回った三木逸子を含め、「80」を切った選手は、わずか9人。いかにコースが難しいかがわかる。
その中で、田中は腰痛を抱え、疲れもあり、前半は下半身が動かず、ミスを連発した。アウトを42としたが、後半は持ち直し、37と巻き返した。先週の日本女子シニアゴルフ選手権、今週、来週の日本女子ミッドアマチュアゴルフ選手権と3連戦を戦う。仕事の調整、休暇とスケジュール的にはきつい。弱音も出る。されど、第1回の日本女子グランドシニアのタイトルは、日本女子シニアのタイトルを2013年に獲っている彼女からすれば、是非とも欲しいタイトルだ。三木逸子との差を見れば、逆転は厳しいものがあるが、せめて優勝には届かずとも上位でフィニッシュして、次戦につなげたい。
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