Championship Reports競技報告
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2024年度(第65回)日本女子アマチュアゴルフ選手権は11日、千葉県我孫子市の我孫子ゴルフ倶楽部(6,679ヤード・パー72)で開幕する。連覇を狙う飯島早織、世界女子アマチュアゴルフランキング最上位で日本女子オープンローアマチュア、日本ジュニアとの3冠獲得の期待がかかる中村心、九州女子ゴルフ選手権で2年ぶりの優勝を果たして弾みをつけて本大会に臨む藤本愛菜らが150名の選手が、4日間72ホール・ストロークプレーで日本一の女子アマチュアゴルファー日本一の座を争う。
我孫子ゴルフ倶楽部は、1930年に赤星六郎氏の設計により開場した歴史あるゴルフ場。グリーンサイドの深いバンカーや砲台グリーン、クロスバンカーを巧みに配される難コースで、日本ゴルフ界のレジェンドでもある林由郎、青木功、海老原清治らを輩出している。彼らが得意とするセカンドショットとショートゲームが鍵を握るゴルフ場と言えるだろう。これまでにも2009年の日本女子オープンゴルフ選手権や2002年の日本シニアオープンゴルフ選手権の舞台となった我孫子ゴルフ倶楽部。1981年以来4度目の本選手権開幕に注目が集まる。
連覇がかかる飯島は、開幕を前に緊張しているかと思いきやここ最近のゴルフの感覚の良さもあり、「緊張はしているけど楽しみの方が強い」と話している。ナショナルチームで学んだ海外の経験や知識などを試せる初めての大きな大会ということで、より楽しみが強いようだ。
ただ、会場の我孫子ゴルフ倶楽部については警戒心を強めている。「ショットメーカーの方がスコアを伸ばす人が多い気がしますけど、ミスが続くとスコアを落とすしグリーンの傾斜も大きく強い、段も多いので、いいショットを打っても落とす場所を考えないとピンチになってしまうと思いますね」
そう話すように、今年の本選手権はコースマネジメントが鍵を握ると感じているようだ。
昨年のプロテストでは、プレッシャーもあり、思うようなプレーができなかったという飯島。だからこそ、明日からの日本女子アマの目標は『連覇』と強く意気込みを語っている。
「あえて連覇を狙うと口に出す事で、自分にプレッシャーをかけて回りたいと思います。その中でプレッシャーを打開できるか知ってみたいですし、いいプレーができれば自分にとってもいい経験になると思います」プレッシャーに打ち勝ち、連覇の快挙を成し遂げられるか。
また、現在世界アマチュアゴルフランキング日本勢最上位の中村は、2023年の日本ジュニア、2023年日本女子オープンローアマチュアに次ぐ3冠目がかかる。会場の我孫子ゴルフ倶楽部はこの日の練習ラウンドが初めてという中村だが、「調子はそこまで悪くはない」と3冠目へ向けて期待が持てる。「今まで日本女子アマでいい成績を残せていないので、今年は最終ラウンドまでしっかりプレーして、最終的にタイトルが取れたら嬉しいなと思います。」今年からナショナルチームメンバーとなった中村にとっては『JAPAN』のユニフォームを着て初めての日本女子アマ。JAPANを背負い3冠達成となるか注目だ。
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