Championship Reports競技報告
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九州女子選手権12位タイとなり本選手権初出場の丸尾海七が1イーグル・5バーディ・2ボギーの67をマーク。5アンダーパーで首位と1打差の2位タイ発進と大健闘を見せた。
スタートの1番ではティーショットを左フェアウェイバンカーに打ち込んだものの、セカンドショットを4メートルにつけて幸先よくバーディを決める。しかし、2番もドライバーショットを左ラフに打ち込んでしまい、ボギー。ショットの安定感を取り戻せないものの、8番(パー5)では、左バンカーからの2打目を冷静にレイアップして、5番アイアンで放った3打目を1メートルにつけてスコアを伸ばす。
丸尾の武器でもある飛距離を活かしていきたいところだが、12番(パー5)では、我孫子ゴルフ倶楽部のアリソンバンカーが牙を向き、4オン・2パットのボギーを叩いてしまった。それでも、13番(パー3)では、ユーティリティー5番のティーショットを6メートルにつけてバウンスバックを決めてみせた。これで調子を掴んだのか、14番ではドライバーショットがフェアウェイ中央を捉え、120ヤードの2打目をピッチングウェッジでピンを刺し、連続バーディ。16番では、チップ・イン・バーディと流れを掴んで迎えた17番。フェアウェイから8番アイアンで放った151ヤードのセカンドショットは、「狙い通り」とピンの右サイドに着弾すると、ボールは傾斜に乗って、ホールに消えた。本人曰く、「2打目で入ったのは初めて」というショット・イン・イーグルでこの日のプレーを終えた。
姉と兄の影響で小学2年生のときに始めたゴルフ。2021年には、兄の玲央とともに九州ジュニアゴルフ選手権を兄妹で制し、話題を集めた。その兄は、同年の日本ジュニアゴルフ選手権12~14歳の部で優勝を果たし、2023年には日本代表の一員として、トヨタジュニアゴルフワールドカップに出場して日本チーム優勝に貢献した。
父親に名付けてもらったという海七という名前は「七つの海を超えて世界で活躍する人になって欲しい」という意味を持っているという。「この名前、気に入っています」とはにかむ本人も、もちろん大海原をわたって、世界に羽ばたくことを夢見ている。日本代表に名を連ねるなど、活躍を見せる兄の後を追って、今大会で飛躍を見せることができるか。
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