Championship Reports競技報告
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この日のプレーを終えて、第1ラウンドは「ショットがめちゃくちゃ良くて、2~3メートルのパッティングが決めきれなくて」という1日で、第2ラウンドは「ドライバーショットがぶれていたのですが、5~6メートルのパッティングが決まって」と2日間で正反対のプレー内容だったと苦笑いを見せたのは、山下心暖。
先週から短い距離のパッティングが決まらなかったという山下。第1ラウンドはその不安が現実のものとなったようで、ホールアウト後は、「パッティングの練習不足だと感じていたので、重点的に取り組みました」と、調整に勤しんだ。
その効果は、第2ラウンドのスタートホールとなった10番で6メートルのバーディパットを決めて、早速結果となって現れた。その後も12番で5メートル、13番で7メートル、17番で6メートルと前日の不調が嘘のように球はホールに消えていく。好調なパッティングと対象的に、前日は良い感触を得ていたショットがブレ気味だったというが、前半を4バーディ・1ボギーの33で終える。後半は、ショットのミスも絶妙なアプローチと入れ頃外し頃の距離のパッティングをしぶとく決めて7番ホールを終えるまで1バーディ・1ボギーで凌いでいた。我慢のプレーが実を結んだのか、8番(パー5)に続き9番ホールでは、5メートルをねじ込んで連続バーディでフィニッシュ。この日、7バーディ・2ボギーの67をマークして通算7アンダーパーとし、前日の26位タイから首位と3打差の4位タイにジャンプアップした。
第2ラウンドの調子なら、後半のラウンドでの優勝争いも期待されるところだが、山下は「ナイスショットをしても良いところにいかなかったりという運もあると覆うので、明日はパープレーを目指したいです。今日の6アンダーパーは出来すぎでした」と、決して浮ついたところを感じさせない。「明日はスコアのことは考えないで。耐えるところは耐えて、獲れるところでしっかり獲れるプレーが出来ればと思います」18歳らしからぬ落ち着いた受け答えの山下は、「ショットが良ければ、もっと良いリズムでプレーできると思う」と、自分の調子にのみ意識をフォーカスしているようだ。
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