Championship Reports競技報告
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3アンダーパーの15位タイから第2ラウンドをスタートした鳥居さくらが、3連続バーディを含む6バーディ・2ボギーの68、通算7アンダーパーの4位タイに順位を押し上げた。
5番ホールでこの日初めてバーディを奪うと、6番と7番でもバーディを奪い3連続バーディ。この日のボギー2つが、ともにバーディの直後のホールというのが悔やまれるところだが、2日続けて60台でのラウンドは上々と言えるだろう。
鳥居の大きな武器は平均250ヤードという飛距離だ。多くの選手がティーショットの着弾地点付近にバンカーがある等、マネジメントに苦労する中、鳥居は自らの武器を最大限に活かしたゴルフで首位争いを繰り広げている。「今日はアドレナリンが出ていたところもあったと思いますけど、自分でも驚くくらい飛んでいたホールもあって、バンカーを越したり、飛距離が味方に付いてくれたと思います」。
滝川第二高校の鳥居が憧れているゴルファーは、高校の先輩でもある古江彩佳。今年のオフに古江とラウンドした機会があったそうだが、その全てが勉強になったラウンドだったようだ。「私にないものを全て持っていらっしゃるし、ロングパットの精度やアイアンショットも私より遠いところから打ってもいつも内側につくので、本当にすごかったです。ショットの練習方法も教えていただきましたし、本当に勉強になりました」。
今年プロテストを控える鳥居にとって、古江に何より聞きたかったことはプロテストについてだった。2019年に富士通レディースでアマチュア優勝した古江は、最終プロテストを免除され受験することなくプロ入りを果たしたが、1次と2次はともにトップ通過。そんな古江からプロテストを受けていた当時の思いや、雰囲気などを聞いたという。
本選手権に優勝すると最終プロテストから出場することができるが、鳥居は「気負わず楽しく」プレーしたいと残り2日も「楽しく」をテーマに戦い抜く。
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