Championship Reports競技報告

ショートアイアンが冴えた昨年度日本ジュニア覇者の岩永杏奈が2位タイに

第2ラウンドを終えた岩永杏奈は、開口一番「ショートアイアンでチャンスにつけて、そのバーディパットを決められたことが良かったです」と、5バーディ・ノーギーの67という好スコアを振り返った。前半のラウンド2日間を終え、岩永が通算8アンダーパーで2位タイにつけた。

その言葉通り、この日奪った5つのバーディのうち4つはいずれも2メートル以内に寄せてのもの。残り1つは、前日グリーン左のバンカーに入れてダブルボギーとなった7番ホールで。奇しくもティーショットを前日と同じバンカーに入れてしまったが、「ライがよかったので、今日はなんとか寄せてパーを決めよう」と放ったショットが見事にチップイン。前日の借りをしっかりと返した。

今年4月、岩永は大阪桐蔭高校に入学。ゴルフ部に入部し、同時に寮生活がスタートした。中学生までは母親の送り迎えで練習場に通い腕を磨いていたが、なんとその練習場が閉場。現在はゴルフ部での練習が軸となっている。同校ゴルフ部は授業が終わると、近隣のゴルフ場でハーフラウンドをこなし、寮へ帰っても「屋上にパッティング練習ができるところがあって、そこでパターの練習をしています。高校へ入って練習環境が変わりました。でも(遠征が続き)あんまり学校へ通学できていないし、寮生活もあまり……」と、春からの新生活について話す。それでは友達ができないのでは?と心配すると「あ、入学式で7、8人できました」とふっと明るい表情を見せた。

そして締めくくりに「年上の先輩たちに負けないように苦手な部分を克服して、このような大きな大会で成績を残したいです。昨日と今日は良いペースで回れたので、明日は今日より伸ばしたいです。昨年の成績(14位タイ)を超えたいです」と今後の目標と、明日からの後半のラウンドへの意気込みを語った。

ちょうど一年前、昨年大会の第2ラウンドでホールインワンを達成し、同じようにインタビューに答えた岩永は、緊張した表情で話す姿が印象的だった。

高校生になった今大会、時折見せてくれながら話す愛らしい笑顔から、この一年の成長を感じることができた。

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