Championship Reports競技報告
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通算7アンダーパーの4位タイでムービングデーをティーオフした鳥居さくら。昨夜から「第3ラウンドのホールロケーションは、きっと難しい」と思っていたと言う。その予想は正しかったようで、「昨日よりもだいぶ難しいホールロケーションでした」と、振り返る。それに加えて、「ショットの調子も良くも悪くもない」という状況なら、苦しい1日となったかと思ったが、「ビッグスコアは狙っていなかった。マネジメントをしっかりすることができた」と、現状を受け入れた姿勢が好スコアにつながった。
5、6番で連続バーディを奪って前半を2アンダーパーで終えると、10番(パー5)でバーディ。直後にボギーを叩いたが、17、18番でこの日2度目の連続バーディでムービングデーを締めくくり、この日ベストスコアの4アンダーパーをマーク。通算11アンダーパーは、首位の山本優花と2打差の2位で明日の最終ラウンドを迎えることになった。
この3日間は、「自分のプレーをしっかりと貫き通せていると思う」と納得の表情を見せる鳥居。2打差の2位は、「自分のプレースタイルは、守りに入るよりも攻めるタイプです。得意のショットで攻めることができたほうが良い波にも乗れると思います」という鳥居には願ったり叶ったりの順位。しかし、「自分でプレッシャーをかけないようにというのを一番考えているので、1打1打に集中して、無駄のないゴルフをすること」と、ここまで守り通してきたプランを徹底することを最優先するつもりだ。「最終ラウンドも、しっかりと自分のプレーを設定して、ベストを尽くせるように頑張りたい」と力強く語った表情は、この3日間で深めた自身のプレーへの自信を感じさせる。1つの試合が選手を大きく成長させるきっかけになることは少なくない。今大会終えたとき、鳥居が見渡す世界が広がるか。明日が勝負のラウンドだ。
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