Championship Reports競技報告
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通算13アンダーパーの単独首位で最終ラウンドをスタートした山本優花。1番ホールティーイングエリアに姿を表したときには、前日までと変わらない雰囲気だったが、「緊張していました。でも、それを出してはいけないと。笑顔で楽しくプレーしたいと思っていました」と、話す。首位で最終ラウンドを迎えたのは人生で初めてという山本が、緊張していないわけはなかったと思うが、スタート時にまとわせていたのは、心地よい緊張感と感じていた。
しかし、山本は1番から3連続ボギーを喫し、「最初の方でトップを譲るかたちになってしまって……それからはずっと苦しい流れになってしまいました」と、7オーバーパーでプレーを終えた直後に、悔し涙をこらえつつ気丈に話してくれた。
今大会は、悔しさが残る結果に終わってしまったが、収穫がなかったわけではない。「優勝争いのプレッシャーの中で、自分がどんなプレーをするのか。どんなミスをしてしまうのか、自分の体がどう動くのかを知ることができました。この経験を次に繋げていきたい」と、前を向く。山本の視線の先に、秋に控える女子プロテストを捉えている。
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