Championship Reports競技報告

松永七海はキャディと二人三脚で3位入賞を掴む

写真:Y.Watanabe / Y.Kawatani

本選手権2度目の出場となった松永七海は、日本大学の1年後輩のキャディとともに4日間を戦い抜いた。今大会の目標は、後半のラウンドに進出することだったという松永は、通算3アンダーパーの21位タイで自ら設定したバーを悠々と超えると、第3ラウンドでは2つスコアを伸ばして、首位と8打差ながら7位タイまで順位を上げて、最終ラウンドをスタートした。

最終ラウンドは、来年大会のシード獲得を目標に「人生で初めて3日間アンダーパーを揃えることができて、今日も自信を持ってプレーしよう」と、意気込んだものの、緊張感は拭えなかったのか、1番ホールのティーショットを左にミスしてしまう。弱気な自分が顔を出しそうなこのシチュエーションで、「キャディが励ましてくれて」ポジティブな気持ちを取り戻すことができた。キャディの前向きな言葉が松永の背を押したのか、2、3番で連続バーディを奪うと、3日間ボギーが続いていた7番(パー3)でバーディを奪取。「難しいラインにつけてしまいましたが、パッティングが決まった」とショットが不安定ながらも前半で3つスコアを伸ばして、上位争いに加わる。

後半は、「耐え耐えのゴルフ」と言う通り、12番(パー5)でバーディを奪うも直後にボギー。16番をボギーとしてしまい、波に乗り切れずに苦しんでいた。それでも17番でピン奥からの下り傾斜のパットを見事に沈めてバーディを奪い、この日5バーディ・2ボギーの69でホールアウト。通算8アンダーパーで3位入賞を果たした。最終ラウンドに限らず、ピンチに陥ったときには、かたわらのキャディが松永を救ったという。「キャディには、プレー中にずっと支えてもらっていて。悪いところに打ってしまっても、次はうまくいくでしょって。楽な気持ちになりました」と視線を向けると、後輩もはにかんでいた。

「4日間、アンダーパーをマークでプレーできて楽しかったです。人生で1番うまくいった試合だったと思います」松永とキャディは、ともに弾けるような笑顔で健闘を称え合った。

今大会で後半のラウンド進出、そして来年大会のシード獲得という目標を達成した松永。次の目標は、関東女子学生ゴルフ選手権で好成績を残して、日本女子学生ゴルフ選手権初出場すること。松永は、4日間で掴んだ自信を胸に、次の目標にチャレンジしていく。

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