Championship Reports競技報告

高橋遼羽が試合では自身初となるホールインワンを達成

写真:Y.Watanabe / Y.Osawa

日本アマチュアゴルフ選手権第1ラウンドで、日本女子アマチュアゴルフ選手権に続きホールインワンが誕生した。

本選手権3度目の出場となる日本大学4年の高橋遼羽が7番ホール(217ヤード・パー3)でホールインワンを達成。3番アイアンを振りぬいたボールは綺麗な放物線を描き見事にホールに吸い込まれた。「同級生のキャディと相談して一つ上の番手を使いました。落下地点は見えなかったんですけど、感触は良かったですしピン方向には向かっていました。グリーンに行ったら入っていたのですごく嬉しかったです」。

自身3回目、試合では初めてというホールインワンがアマチュア最高峰の試合、さらに廣野ゴルフ倶楽部で達成。喜びもひとしおだ。「本当に光栄なことだと思っています。試合でやったことがなかったので、日本アマという素晴らしい舞台でできたということは率直に嬉しいです」。

この日のスコアは6オーバーパーで98位タイと出遅れとなった高橋だが、終盤ホールでホールインワンがでたことは大きい。翌日へもいい流れをもたらすはずだ。「今日は、考えながらやったマネジメントがうまくハマらず、消極的になりすぎたところがありました。明日は楽しく最後まであきらめずにプレーしたいなと思います」。

高橋は現在大学4年生、進路を考える時期でもある。プロを目指す、競技ゴルフを引退して就職するなどそれぞれだ。「実は今、進路について悩んでいるところで、この日本アマで決めようと考えていました。プロテストは受けていないんですけど、上位に食い込めたらQTも考えようかなと思いますし、逆にあまり良くなかったら社会人として働いて、楽しくゴルフをやっていきたいなと思っています」高橋の決断は本人のみぞ知るところだが、まだまだ本選手権をあきらめていない。

明日のテーマは“楽しく”。高橋の18ホールに注目したい。

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