Championship Reports競技報告

志村由羅は得意のパッティングが冴えて2位タイと好位置に

写真:Y.Watanabe / Y.Osawa

昨年に続いて本選手権出場の志村由羅が得意のパッティングでスコアを伸ばした。10番ホールから2度目の日本アマチュアゴルフ選手権をスタートさせた志村は、13番(パー3)、14番で連続バーディを奪う。16番でボギーを叩いたが、18番でスコアを戻して、前半を2アンダーパーで終えた。各選手が1番からの数ホールは「パーで凌げれば……」と口を揃える難関を1バーディでクリアすると、その後は淡々とスコアカード通りのプレー。迎えた最終9番をこの日5つ目のバーディで締めた志村は、4アンダーパーでフィニッシュ。首位の鈴木と3打差の2位タイと好位置で第1ラウンドを終えた。

「今日は、ティーショットとパッティングが良かった」と開口一番、満足げな笑みを浮かべる。好スタートに気分も上がりそうなものだが、「廣野ゴルフ倶楽部は、グリーンに乗せる位置によって、ボギーも怪しいところもある。ティーショットをちゃんとフェアウェイに置いて、考えてプレーしないといけない難しさがある」と、警戒を緩めることはない。

「日本アマチュアゴルフ選手権に向けて練習してきたところもあるので、頑張りたい」と昨年大会の13位タイ更新を狙う志村だが、「順位を気にせずに自分のゴルフが出来ればと思う」と、この1年で積み上げてきた努力を信じて、自らのゴルフに集中する。

「セカンドショットをつける位置を間違えたのが2、3ホールあった。明日はそこをしっかりと考えてバーディパットを打てる位置に打っていきたい」とクールに応えて、廣野ゴルフ倶楽部を後にした。

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