Championship Reports競技報告
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日本アマチュアゴルフ選手権第2ラウンドを2アンダーパー9位タイからスタートした松山茉生が、1イーグル・5バーディ・4ボギーの67でホールアウト。通算5アンダーパーまでスコアを伸ばし3位タイにつけ明日からの後半のラウンドへ臨む。
松山にこの日のラウンドを振り返ってもらった。
「前日に引き続きショットがよかったです。ピンを刺すことができていたし、チャンスにつけたところを取りこぼしなく拾い切れていたと思います」昨日と今日のラウンド2日間は2つのイーグルをきっかけに流れに乗ることができた。
10番ホールスタートの第1ラウンドは12番(パー5)の3打目、1番ホールスタートのこの日は3番(パー4)の2打目を50度のウェッジで打ちカップイン。ともにスタート間もないイーグルだっただけに、流れをつかむには最高のタイミングだった。
初めて本選手権に出場した昨年は29位タイ。中学生でカットライン通過を果たしたことは健闘といっても良いのかもしれない。とはいえ結果に満足はしていないだろう。「去年の冬から日本アマに向けて照準を合わせて、いろんなことを変えて準備してきましたし、調子も前の週から仕上げて準備はできています」。
松山の持ち味は飛距離。自慢の飛距離を象徴したのは456ヤードの最終18番ホール。ティーショットをなんと残り110ヤード地点まで飛ばし、ウェッジで打ったセカンドショットにスピンをかけ、楽々のバーディフィニッシュだった。
7,210ヤード・パー70にセットアップされた廣野ゴルフ倶楽部に対しては、距離で苦労する選手も多いが、飛距離を武器に戦う松山には合っていると本人は語る。さらに前週、トヨタジュニアゴルフワールドカップでは海外の強敵を相手に個人優勝を果たし好調を維持している。
2016年以降、本選手権は大学生がチャンピオンに輝いているが、松山の目標はもちろん優勝。
「まだ僕は高校1年ですけど、飛距離は全選手の中でも負けていないと思うのでそこを活かして。若さというか勢いでいきたいと思います」松山のプレーは、ボギーを打つリスクはあっても、バーディやイーグルを目指す攻めのスタイル。この日もドライバーで勝負した結果がイーグルやバーディラッシュにつながった。
残り2日間、持ち前の飛距離と攻めのゴルフで優勝を目指す。自分のプレーを最後までやり切ることができるかが鍵になる。
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