Championship Reports競技報告

金谷拓実以来の高校生優勝に向けて松山茉生が首位タイに浮上

報告:M.Ideshima 写真:Y.Watanabe / S.Osawa

300ヤード越えのドライバーショットを武器に、ジワリとスコアを伸ばしてきたのは松山茉生。180センチ、90キロという恵まれた体格を活かした豪快なゴルフは見る者を魅了する。

この日の松山は6バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの68。通算7アンダーパーで山下勝将をとらえた。「今日はティーショット、アイアンが良かったですね。ドライバーを振り切って、しっかり飛んだところは、ウェッジで打てたので、そこでチャンスにつけたホールで伸ばすことができました」。

最終ホールとなった18番では、ティーショットを振りちぎり、456ヤード(パー4)のセカンドショットは残り140ヤードだった。きっちりバーディフィニッシュで締めて、明日の最終ラウンド弾みをつけた。

何かをして飛距離が伸びたというわけではなく、気がついたら飛んでいたという松山。そこには兄の存在が大きく影響していた。

「今回は日本アマに出場することはできなかったんですが、兄がゴルフをする姿を追いかけてゴルフをやり始めました。それで負けないように飛ばすことだけを考えて振っていたら、いつの間にか飛ぶようになっていたんです。今回の日本アマでも毎日連絡をして、応援してもらっています」。

ゴルフを始めたきっかけはトップアマだった父から勧められてのこと。最初は「ゴルフをやったらゲームセンターに連れて行ってくれる」という言葉に釣られたのが始まりだったそう。それが今ではゴルフにどっぷりハマり、アマチュア日本一に手が届くところまで辿り着いた。

「明日は雨予報ですが、自分は雨のゴルフは苦手では無いので、気負わずにやりたいと思います」。

2015年大会の金谷拓実以来となる高校生優勝に期待が高まるが、その2015年の舞台も廣野ゴルフ倶楽部だったことは何か運命めいたものを感じる。


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