Championship Reports競技報告

逆転優勝の廣吉優梨菜は喜ぶ半面、今後の課題も見つかったと振り返る

報告:Y.Koseki 写真:Y.Kawatani

本部門を制したのは、昨年大会で3位に入賞し、全国レベルで頭角を現した廣吉優梨菜(北九州市立折尾中学3年)だった。

このタイトルを今年の目標に置いていた廣吉だが、最終ラウンドの今日は、プレー中は「優勝はあんまり意識していなかったのかも」と振り返る。というのも、10番ティーからスタート後、12番、14番、15番でバーディをマーク。序盤は3アンダーパーペースで順調に進んだのだが、前半最後の17番、18番で連続ボギー。さらに、(40分の休憩を挟んでの)折り返しの1番は「前半の連続ボギーを引きずって、ティーショットを左に引っかけてしまって」と3連続ボギーにしてしまう。この段階で廣吉の意識は「優勝」ではなく、「とにかくボギーの流れを切りたかった」、流れを変えたかったという。

ところが、続く2番のティーショットは右に曲がり、ボールは林のなかへ。「それでも絶対にパーで上がろうと思って」とパーセーブに集中。結果、「そこでパーをセーブできたことが一番大きかったと思います。そこから流れが来ました」と顔をほころばせる。続く3番でバーディ。その後、6番、8番もバーディ。終わってみれば69のラウンドで、逆転優勝となった。

「今週は全般にアイアンショットが良かったです。今日の6バーディは“お先に”がひとホール。あとの5ホールもみんな1パット以内でした。ここ(武蔵CC豊岡コース)はラフが密集していて、めっちゃ難しかったです。ラフからは、フライヤーやドロップすることを計算し、絶対に手前から攻めることを考えてプレーしていました」その結果、手にした今回の優勝については、「3日間プレーでの優勝争いができなかったことは少し残念ですけど、2日間は自分のゴルフができたことは良かったです」と素直にうれしそう。

そのうえで、今週の課題はパーでしのげる微妙な距離のパーパットを外すことが多かったこと。そして、「ミスにミスを重ねたこと」。例えば林のなかからのリカバリーショットをラフに入れてしまうといったマネジメントのミスは反省点と明かす。

それらの課題の克服とさらなる成長は来年の日本ジュニアで見られるに違いない。

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