Championship Reports競技報告

夢の舞台、そしてスーパースターを目標に。石口寛樹が2位でフィニッシュ。

写真:Y.Kawatani

マスターズ優勝、そして目標とする選手はタイガー・ウッズ。ゴルフファーなら誰しもが憧れる最高の舞台、そしてスーパースター。「マスターズにはアマチュアのうちに出場してみたい。タイガー・ウッズは自由に球を曲げることができる技術がスゴイ」と本部門2位入賞の石口寛樹(御所市立大正中学3年)は嬉しそうに話す。

日本ジュニアゴルフ選手権は台風7号接近の影響から2日間36ホール・ストロークプレーの短縮競技となった。最終ラウンドを迎えたこの日、4アンダーパーの4位タイでスタートした石口は6バーディ・2ボギーとスコアを4つ伸ばし通算8アンダーパーの2位でフィニッシュした。この日の石口は昨日まで安定していたティーショットでミスを連発する。「ティーショットさえ真っすぐいけば特に難しく感じることがないのに。今日は池に入ったり、林に入ったり……それでもなんとかパーで収めることができた」と、この日のラウンドは決して順風満帆なものではなかったと話す。

ドライバーが安定しない反面、パッティングは冴えていた。「5メートル以内はほとんど外しませんでした」ミスショットをパッティングでリカバリーできたことで自身のリズムを崩すことなくスコアを伸ばすことができたのだ。

結果は首位と5打差。それでも忍耐強いゴルフを展開したことで自信にも繋がったことだろう。「来年からは高校生になる。ゴルフ部のある高校でまた日本一を目指したい」と次のステージでの活躍を誓った。

憧れの舞台。憧れのスーパースター。

これからの活躍で1歩ずつ夢に向かって進み続ける。

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