Championship Reports競技報告

長澤愛羅が2つ目の日本ジュニアタイトルを奪取

報告:M.Ideshima 写真:Y.Watanabe / K.Kinoshita

7アンダーパーの単独首位からスタートした長澤愛羅(ルネサンス高校2年)が、3アンダーパーの68でラウンド。通算10アンダーパーとして、2022年に制した12歳〜14歳の部に次ぐ2つ目の日本ジュニアのタイトルを手にした。

勝負は後半の9ホールと踏んでいた。

第2ラウンドは4バーディ・1ボギーの3アンダーパーの68という内容。台風の影響により36ホールの短縮競技が決定したことで、できるだけ早い段階でスコアを伸ばしておきたいのが本音だったが、前半の9ホールはショットがしっくりこなかったこともあり1バーディのみにとどまる。それでも長澤に焦りはなかった。

「昨日ほどうまくはいかなかったんですが、今日も3アンダーパーで回れたのは良かったです。前半はショットがしっくりこなかったんですが、それでも感覚は良かったので後半伸ばせるかなと思っていました。1日目も10番ホールからの9ホールで5アンダーパーだったので、後半は伸ばせるかなと思っていました」。

長澤の想定通りに後半に入り、11番、13番、15番とバーディを重ね、混戦模様だった展開から一気に抜け出した。ただ、長澤に油断はなかった。短縮競技になったとは言え、大会2日目も厳しい暑さの中でのプレーが続き、終盤は足に疲れが出ていたと言う。ショットに影響を及ぼさないように足を意図的に動かす意識を持ち、細心の注意を払いながら最後まで戦い切った。

長澤自身がジュニアの中で最も大きな大会という位置づけで捉えていただけに、勝ちたい気持ちが強く、それなりにプレッシャーもあったに違いない。また、ゴルフの状態が良かっただけに、練習日の突然の不調には少なからず動揺もあっただろう。ただ、周囲のサポートが長澤に本来の実力を発揮させた。

そのうちの一人が叔父にあたる男子プロの長澤奨だ。頻繁に連絡をくれるという叔父からは1日目が終わったあともメッセージアプリで「凄いな」というニュアンスの言葉が送られてきたそう。それに「まかせろ」と返すと「調子に乗るな!明日も頑張れ」と返信が。そんなやりとりが長澤をいつも通りのプレーに導いてくれたのかもしれない。

次戦は次週に行われる日本女子オープンの最終予選。通過を果たして本選出場を目指す。

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