Championship Reports競技報告
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選手たちがスタート前から玉のように大粒の汗をかくほど、蒸し暑さの中で行われた第2ラウンド。首位の清水と2打差の2位タイに6人が並ぶ、稀に見る大混戦となっている。
6人の中で2日間を通して安定したプレーを見せているのは竹原佳吾(早稲田大学3年)。この日も3つスコアを伸ばして前日3位タイから一つ順位を上げた。
「2番でOBを打ってダブルボギーにしてしまいましたが、悪かったのはそこだけ。後半は長いパットも入ったし、最後の18番(パー5)でイーグルを獲れたので、結果的には良いラウンドとなりました。明日からはパット勝負だと思います」と後半のラウンドに向けて話した。
中野麟太朗(早稲田大学3年)も、この日ボギーフリーの68と実力通りのゴルフを披露し、前日の5位タイから2位タイへと順位を上げた。「4日間、毎日5アンダーパーで回って通算20アンダーパーぐらいが優勝圏内かな」と話す。ナショナルチームメンバーの一人である中野は今年の全米アマチュアゴルフ選手権に出場。残念ながら予選通過ならずで、帰国翌日に会場入りした。「まだ時差ボケは抜けませんが、身体のコンディションは良いので、明日以降は今日取れなかったパー5でいくつかバーディを獲れればと思います」と自信をのぞかせた。
そして、このボギーフリーのベストスコア63をマークし、前日48位タイから一気に2位タイグループ入りしたのは遠藤崇真(東海大学九州3年)。実は昨年大会の最終ラウンドでも遠藤はその日ベストスコア63をマークしている選手だ。「キーとなるのはいつも第3ラウンドで、そこで叩いてしまうんです。この2日間は自分なりのプレーができたので、キーとなる第3ラウンドもこの調子でプレーしたいです」と明るく語った。
彼らと同じく2位タイにつける田村軍馬(東北福祉大学2年)、三宅琉心(大阪学院大学2年)、田中貫大(明治大学3年)も決して侮れない。
明日のムービングデーは果たしてどんな展開が待っているのか、この混戦に期待が膨らむ。
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