Championship Reports競技報告
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4人が名を連ねた首位グループの1人、池戸梨緒(中部学院大学3年)はこの日、10番ホールからティーオフ。昨日から引き続いてショットはブレなく、好調なプレーを続けていくが、パッティングに苦しんだ1日となった。13番(パー3)でボギーが先行。しかし、バウンスバックを決めてスコアを戻すと、18番(パー5)で連日のバーディを奪って前半を1アンダーパーで終える。「今日はパットのタッチが合わなくて、全然入ってくれなかった印象」と、後半は7番ホールまでスコアカード通りのプレーで足踏みが続く。前日3つのバーディを奪ったパー5でもスコアを伸ばせないもどかしい展開に、迎えた8番でついにボギーを叩いてしまった。池戸は2バーディ・2ボギーのパープレーでプレーを終え、通算5アンダーパーで首位の神谷に2打差の2位と一歩後退して明日の最終ラウンドを迎える。
好スコアの要因となっているショットは「この2日間、一度もバンカーに入れていない」と手応えを深めている様子なだけに、悔しさが残るのはグリーン上。「あとはパッティングが決まってくれたら……」と課題は明確だ。逆転初優勝に向けて「明日はパッティングが入ってくれることを期待しています」と話す。
首位の神谷は同じ中部地区でしのぎを削っている相手。「神谷選手は本当に強いです。中部地区でもずっとトップにいますし」と神谷の実力をリスペクトしつつも、「明日パッティングが入ってくれたら嬉しいな」と、虎視眈々と逆転を狙う。
本選手権初出場ながら好位置につけているのは、「この2日間、リラックスしてプレーすることを心がけていて。実際にプレー中にコースガイドをチェックしたり、冷静に出来ています」と自然体のプレーが奏功しているから。明日もリラックスしたプレーを意識しつつも「最終ラウンドは攻めたいです」とギアを入れ替えて、一気に女子学生ゴルフの頂きを狙う。
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