Championship Reports競技報告

通算-13で竹原佳吾と三宅琉心が首位と3打差の2位タイに

3打差2位タイの竹原佳吾

第2ラウンドを終えて「勝負はパット」と話していた前日2位タイの竹原佳吾(早稲田大学3年)が、この日1イーグル・5バーディ・3ボギーの68とし、通算13アンダーパーで2位タイをキープした。「前半が肝だと思っていてそこを2アンダーパーで回れて良かったです。後半でスコアを伸ばそうと思っていたのに、12番と14番でボギーを叩いてしまって流れが悪くなってしまって……でも16番(パー5)でセカンドショットをピンまで1メートルのところにつけてイーグルを獲れたの大きかったです」。

勝負だと話したパッティングに苦しみ悪い流れとなったが、このイーグルでその悪い流れを断ち切り、17番と18番で連続バーディを奪取。終盤3ホールで4つスコアを伸ばし、明日の最終ラウンドに向けて良い流れでプレーを終えた。

「明日は上位陣のメンバー、コースの特徴からも守っては勝てないと思う。一つのボギーで順位が入れ替わりそうな混戦になると思います。最終ラウンド最終組だからと言って緊張せずに、チャレンジ精神を持って頑張りたい」と、明日への意気込みを力強く、そして冷静に語った。

同じく前日2位タイだった三宅琉心(大阪学院大学2年)は、前半3、4番を連続ボギーとする苦しい展開のスタート。アイアンショットが乱れてボギーが先行したが、途中からショットを修正することができたという。後半に入って14番からの3連続バーディ、そして最終18番ホールで起死回生のイーグルを決め、この日1イーグル・6バーディ・4ボギーと出入りの激しい内容ながら68でホールアウト。優勝争いに踏みとどまった。

「このような上位組でのラウンドは初めて、今日もピリピリとした雰囲気でした。(明日の)最終ラウンド最終組も初めてなので、緊張するかどうかも分からないです」と話した。

2019年大会の砂川公佑、2021年大会の平田憲聖、2022年大会の宇喜多飛翔、そして昨年大会の小林匠と4年連続で大阪学院大学勢が優勝している本選手権(2020年大会は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止)。5年連続優勝がかかっているが、「あまり気にしたくはないですね。プレッシャーになっちゃうので」と笑った。

そして「優勝を狙える位置にいるので、狙いたいです。自分らしく明日も丁寧にプレーしたいです」と締めくくった。

3打差2位タイの三宅琉心

明日も上位陣のスコアの伸ばし合いが予想される。首位の田村にストップをかけることが出来る最有力選手がこの2人であることは間違いない。

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