Championship Reports競技報告

田村軍馬は出だしの連続バーディで流れを掴む

第2ラウンドを終えて大混戦となった本大会。田村軍馬(東北福祉大学2年)は、首位と2打差の2位グループにひしめく6人のうちの1人に名を連ねていた。優勝に近づくために大事なムービングデーに躍動したのは、その田村だった。

3番(パー5)に続き4番(パー3)も奪って連続バーディで幸先の良いスタートを切った田村は、6番(パー5)でもバーディ。スコアを伸ばしたいパー5でしっかりとバーディを奪って波に乗る。「渋めの距離が残った」というパーパットもきっちりと決めてピンチを凌いだ田村は、後半で4つのバーディを積み重ねてこの日のベストスコア65でホールアウト。2日連続のノーボギーと隙のないプレーを見せて、通算16アンダーパーでリーダーズボードを駆け上がった。

四国地区の強豪校として知られる香川西高校在学中は四国ジュニアゴルフ選手権など地区大会での優勝を経験したものの、全国タイトルは未戴冠の田村。昨年カットに終わった本大会も「最初は来年のシードを取れる順位を目標にしていました。上位に食い込んで優勝争いができれば……とは思っていましたが」という思いでいたが、最終ラウンドを単独首位でスタートするとなれば、「ここまで来たら優勝を狙いたい」と力強い言葉で高みを目指す決意を語る。

この2日間の好スコアを支えている好調なショットは、「今日のプレーでは最後の方で力んでしまいショットが荒れてきた」と不安もあるが、「このあと、練習場で調整をします」と、優勝に向けての調整に余念はない。全国タイトルがかかる試合で最終組でのプレーは初めてだが「明日もこれまでとやることは変わりはないと思います。ティーショットを良い地点に置いて、パーオンをさせる。あとはパッティングが入るか、入らないか。そういうゴルフができれば」と気負いは見せない。

田村がその目論見通りのプレーで明日大輪の花を咲かせることが出来るか。

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