Championship Reports競技報告
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2024年度(第45回)日本シニアゴルフ選手権が明日23日、三重県いなべ市の涼仙ゴルフ倶楽部(6,854ヤード・パー72)にて、123名の選手が出場して開幕する。朝晩は気温も低く、一時の猛暑も一段落したかのような、昼間は過ごしやすい気候になった。めっきり秋らしい陽気で、ゴルフには絶好のシーズン。そんな中、競技は3日間54ホール・ストロークプレーで行われ、55歳以上のアマチュアゴルファー日本一の座を競う。
開催コースの涼仙ゴルフ倶楽部は1992年の開場。広大な敷地に18ホールが展開し、クラブハウスは純和風のたたずまいを有し、コースはあたかも庭園のような趣を呈している。そして池が巧みに配置されており、プレーヤーのコースマネジメントが試されるコースだ。
1994年から2006年JLPGAツアーの東海クラシック、2012年には男子ツアーのTOSHIN GOLF TOURNAMENT IN 涼仙、2013年から2017年にシニアツアーのKYORAKU MORE SURPRISE CUPなどプロトーナメントの舞台となっており、ゴルフファンにも馴染み深い。
本大会の注目は、ディフェンディングチャンピオンの水上晃男(鷹之台カンツリー倶楽部)だ。2022,2023年と大会連覇を果たし、今年は3連覇に挑む。水上は9月の関東シニアでグリーンのタッチがあわなかったところからパッティングの調子を崩し、それを日本シニアオープンでも引きずってしまい、カットに終わった。その後、関東ミッドアマでようやく調子を取り戻し、2位。ゴルフの調子も体調も整えて、「ここに定めてきた」本選手権を迎えた。コースは池が絡むホールの多いアウトで「ティーショットで池が目に入ってくる」と警戒している。練習ラウンドで、この日も9番ホールでティーショットを池に入れてしまい、3打目は刻んで、4打目がグリーン横のバンカーに。しかし、そこから寄せて1パットのボギーに納めたのはさすがだ。
周りからも「3連覇、3連覇といわれて」プレッシャーも感じる。しかし、「若くてうまい人も入ってくるので」勝てるときに勝っておきたい。3連覇は、そうそうたやすいことではないが「やれることはやっておきたい」と視線は定まっている。これまで大会3連覇は、山口梅吉が1981年から1983年に達成しているだけである。果たして、大会史上2人目の偉業が達成されるのか、注目される。
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