Championship Reports競技報告
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圧倒的強さで首位を走る三木逸子に7打差の2位タイに並んだのは、谷川美帆と角田里子だった。谷川は、その三木とは「いつも一緒に行動する」ほどの仲だ。今回も一緒に練習ラウンドをしていて、三木のことを「三木先生」と呼ぶほど尊敬している。
自身のこの日のプレーは、1番をボギースタートのあと、3番(パー3)ボギー、4番ダブルボギーと苦しい展開だった。7番でひとつバーディを奪い返し、3オーバーパーでターンした。10番でさらにバーディを獲ったものの、11番から3連続ボギーとまたスコアを落としてしまう。17番でやっとバーディを獲って、4オーバーパー76にスコアをまとめた。この日は「ショットの調子が悪く、全然ダメ」だったが、アプローチが冴えた。2回チップイン・バーディがあり、そのうちの1回は60ヤードのアプローチが入った。「暮れと盆が一緒に来たみたい。こんなことは滅多にない」と苦笑した。
自身は昨年九州女子シニアゴルフ選手権に優勝。本選手権にも勝ちたい気持ちはあるが、その前に大きな壁が立ちはだかる。一緒に回った練習ラウンドでは三木先生から「叱咤激励されている」という。その先生を負かすことは容易ではない。「7打」の差は、数字以上に感じられるだろう。「ついていきます」というのが、現実的なところだ。だが「ゴルフは何が起るかわからない」とは、三木自身が言っていた言葉だ。最後まで諦めずにプレーすれば、何かが起るかも知れない。
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