Championship Reports競技報告

出だしの連続バーディで完全に波に乗った宇津宗三が初タイトルに向けて単独首位

高麗芝のグリーンは本来得意ではないと話すのは単独首位スタートを切った宇津宗三(水戸グリーンCC)だ。この日は6つのバーディを量産。バーディ6つはもちろん出場選手中最多だ。

1番ホールで幸先良くバーディを奪った宇津。20メートルほどあったバーディパットを捩じ込んだ。続く2番ホールはパー5で、セカンドショットがバンカーに捕まってしまい出すだけ。そこから15ヤードほど残った3打目のアプローチを直接カップイン。スタート直後の2連続バーディで気持ちにゆとりが生まれたのもこの日のスコアにつながったのだろう。

「高麗芝のグリーンは得意でもなんでもないんですが、出だしの2連続バーディで気持ち的にも余裕ができたのが良かったんだと思います。このコースはグリーンだけじゃなくてラフも難しいのですが、そういう面では今日はショットが良かったですね。もちろんラフにも入りましたけど。(笑)」

67歳の宇津だが、積極的に競技に出場し始めたのは仕事を引退した62歳頃から。試合での勝ち負けよりも、どちらかというと健康でずっと仲間とゴルフを楽しんでいたい気持ちが強いと話す宇津だが、日本タイトル奪取に絶好のポジションで大会2日目を迎えることになる。天候が崩れる予報が出ているが、その中でも大好きなゴルフを楽しむことができれば、その先に日本タイトルが待っているかもしれない。

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