Championship Reports競技報告
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各選手がスコアメイクに苦しむ中、ただ一人アンダーパーで回り、2位に7打差をつけて首位に立ったのは、三木逸子だった。4番、5番と連続ボギーのあと、7番から3連続バーディを奪い1アンダーパーで後半へターンすると、さらに14番から再び3連続バーディで一時4アンダーパーまでスコアを伸した。ところが17番でまさかのシャンクが出て、ボギーとしたのはご愛敬か。それでも3アンダーパー69で回ったのは、さすがだった。日本女子ミッドアマチュアゴルフ選手権3勝、日本女子シニアゴルフ選手権は5連勝を含む8勝という実績は伊達ではない。
コース攻略には「ティーショットが大事」と「なんとか林の中に打ち込まないように」気をつけていた。「風がなかったのが一番で、セカンドショットがいい方向に飛んでくれたのが良かった」と好スコアに結びつけた。
これで優勝に大きく前進した。ほぼ掌中にしたと言っても過言ではないだろう。それでも「ゴルフはわかりません、何が起るか」と気を緩めない。明日の天候も晴れが予想され、風も強く吹くことはない。今日と同じくらいのコンディションとなると、さらにスコアを伸すことになるかも知れない。そうなれば、もう誰も追いつくことはできない。
現在は明徳義塾高校・中学校のゴルフ部の監督も務めている。部員たちには優勝する「チャンスはあるかも」と言って出てきた。このまま行けば、子供たちにうれしい報告ができそうだ。3年前の日本女子シニアに優勝したときは、教え子たちも喜んでくれた。自分のプレーで、その頼もしい姿を彼ら彼女らに見せて欲しい。
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