Championship Reports競技報告
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角田里子は、2日間続けて76で安定したプレーを見せて通算8オーバーパーで2位入賞を果たした。この日前半は40と良くなかったが、後半12番ホールでバーディが来てから、流れが良くなった。後半は2バーディ・2ボギーのパープレー36で回り「自分でもすごい」と思ったという。結局、優勝した三木逸子には3打届かなかったが「絶対届かないと思っていて、挑戦者なんだからショートするなよ」と自分を鼓舞しながらプレーした結果だった。「差を縮められただけでも」良かった。そもそも三木とは飛距離でも大きな差がある。三木は「あんなに飛ぶし、自分はマン振りしても」その飛距離には負ける。
三木との差を感じたのは、飛距離だけではなかった。角田が三木と同じバンカーに入っても、三木はグリーンに届かなくても手前に刻む。自分はグリーンに届くクラブを持って、バンカーの土手に当ててミスをする。「その冷静さだよな」とレベルの差を感じた。「組み立て方が全然違うので、すごい勉強になった。じぶんはまだまだ」とコースマネジメントの面でも違った。
それでも最後は三木を追い詰めた。三木が「負けているんじゃないか」と思わせるほどのプレーを見せた。見事な2位だ。「ベスト5に入れれば……と思っていたので、上出来です」と喜ぶ。今後は、三木に追いつき、追い越せるかが課題だ。三木は「大きな目標です」という。来年は優勝トロフィーに三木逸子の名前の下に、自分の名前を刻むことができるか。
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