Championship Reports競技報告
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2018年の日本ミッドシニアゴルフ選手権チャンピオンの中村幸造(フクイCC)が2バーディ・7ボギーの77、5オーバーパーで首位に1打差の単独2位でこの日のラウンドを終えた。
好スコアの要因は難関の嵐山カントリークラブへ臨む気持ちが大きかったようだ。
「コースが難しかったので、過去のイメージで打っても自分で80が精一杯だと思っていました。」同じ80ならば、自分を信じて思い切って打つしかない、その開き直りの気持ちが攻めのゴルフを生んだ。好プレーを呼び込んだ理由はもうひとつ。この日の同伴競技者に日本シニアゴルフ選手権を過去2度制している白井敏夫(総武CC)がいたことだ。
「日本シニアを2度優勝している白井さんが同じ組にいたので、集中することができました」ゴルフはメンタルが大事と言うがその通りの結果だった。
もちろん中村が磨いてきた技術も2位発進の大きな要因だ。もともとアイアンが得意だというが、選手たちを苦しめた強風に負けない低い弾道の球筋を駆使して自信を持ってプレーすることができた。
「風は強かったけど、自分のショットはそれなりの精度を持っているつもりだし、腹を決めて自分を信じてグリーン目掛けて打っていこう、そんな気持ちで打ってきました」結果、それが自身も満足のゴルフに繋がった。途中、3パットもあり課題もあったが、自身の強みであるアイアンショットが単独2位という結果にはっきりと表れた。
中村にとって、日本グランドシニアゴルフ選手権とはどんな大会か聞いてみた。「これまでに日本アマチュアゴルフ選手権に出て、日本シニアゴルフ選手権も出て、日本ミッドシニアゴルフ選手権では優勝もすることが出来て。このグランドシニアも僕の人生の一つなので、楽しみですよね。この年齢になると、一生懸命頑張れるものはゴルフしか挑戦できるものがないんですよね」
明日の最終ラウンド、日本ミッドシニアに続く2冠目がかかる。「もちろん意識しています。どの順位でまわるかによって戦略が違うから何とも言えないけど、とにかく思い切って攻める、その気持ちでまわっていきたい」
首位とは1打差、逆転で中村の2冠達成となるか。
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