Championship Reports競技報告
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清水友莉耶は、今年の中部女子ミッドアマチュアゴルフ選手権で優勝を争った長田紫野香を2打差で追った。「最終ラウンドは攻めのプレーをしたい」という言葉通り、1番(パー5)に続き2番(パー5)で連続バーディを奪取して、長田にプレッシャーをかける。4番(パー4)では「しっかりとラインを読んで、その通りに打てた」15ヤードのアプローチを直接決めるチップインバーディで長田を逆転。勝負の流れは完全に清水が掴んでいた。
しかし、好事魔多し。単独首位で迎えた7番(パー4)でパーオンしたものの「パンチが入ってしまった」バーディパットが思ったよりもオーバーしてしまい、パーパットも決められない。気落ちしていたわけではないのだろうが「気持ちも整っていないままに打ってしまった」ボギーパットも外してしまい、まさかの4パットでダブルボギーを喫して長田に逆転を許してしまう。清水は8番(パー3)でバウンスバックを決めて長田に食らいつくも、9番のボギーで再びリードを奪われた。目まぐるしく首位が入れ替わる展開も後半は一転、長田と清水の優勝争いは両者譲らず、首位タイで最終ホールを迎える。長田がバーディフィニッシュをしたのに対し、清水はパーに終わり、中部女子ミッドに続く熱戦は再び長田に軍配が上がった。
「今日は、あまり緊張はしなかったです。途中で競り合っているのも、最終ホールで首位タイだったのもわかっていました。2位という結果は悔しいですが、相手がバーディを決めての決着なので、しょうがないと思います。自分のプレーは昨日よりもバーディをたくさん獲れたのは良かったです」と、5バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの71でこの日のベストスコアをマークした有言実行の攻めのプレーで死力を尽くした末の結果を受け入れる。
「パッティングがダメでした。今日は4パットが1回、3パットもありました」と、自らの課題は明確だ。中部女子ミッドと本大会でのプレーで清水の実力の高さは十分示された。あと一息で逃した2つのタイトル獲得を目標に最後のピースを埋める日々が始まる。
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