Championship Reports競技報告
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本選手権2度目の出場となる上條五大が、16位タイから一気に首位グループに浮上した。第33組の最終組でプレーした上條は、前半で2バーディ・1ボギーと1つスコアを伸ばすと、ハーフターン後の2、3番で連続バーディを奪取。6番でボギーを叩いたが、4バーディ・2ボギーの69でホールアウト。「同じ組でプレーした選手がスコアの伸ばし合いになっていたので、自分も。組合せに恵まれました」と笑顔。この日127名の選手がプレーをして60台をマークしたのは、上條を含めてわずか3人。全員が第33組でプレーしていたのだから、良い流れの中でホールを進めていたのだろう。高室池ゴルフ倶楽部は、「ティーショットであまりドライバーを持てないので、良いところに刻むことを心がけて。セカンドショットをいいところから打てるように」とマネジメントを徹底している。「グリーンの状態もよいですし、考えさせられるコースです。プレーすると良い意味で疲れます(苦笑)」と、一筋縄ではいかないコースに体力よりも頭脳に疲れを感じているが、「すごく面白いです」とそれすらも楽しめているようだ。
優勝には、「1つか2つスコアを伸ばせれば」と読んでいるが、「大叩きはしないように。良い順位でいられるように頑張りたい。意気込まないで、ひたひたと背中を追っていけるように」と、語る。本人曰く緊張には弱いということだが、幸運なことに明日の最終ラウンドは、1番ホールスタートの最終組から1つ前でのプレー。さらに、大会4連覇で最多勝更新を狙う豊島豊、大学時代には関西学生や関西学生マッチプレーの優勝経験もある儀保和という実力者との組合せ。上條が今日のラウンドの再現を見せて、一気に頂点に立つことができるか。
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