Championship Reports競技報告
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「ショットは割と良くてグリーンに乗っていましたが、パッティングが1つも入らなくて」と最終ラウンドのプレーを語る上條五大。その言葉とおり、2番ボギーのあと次にスコアが動いた14番までスコアカード通りのプレー。それでも上條は腐ることはなかった。「今日はスコアを伸ばすことは難しいだろうと。パープレーになる可能性があると思って耐えることを意識しながらプレーしていました」という読み通り、首位争いのスコアも動かず、18番ホールに2打差の3位で入った。その最終ホールでこの日唯一のバーディを奪取し溜飲を下げて後続を待った上條だったが、優勝の稲葉に1ストローク届かず、2位タイに終わった。悔しさは残るだろうが、「頑張りましたね。今までの最高順位が30位くらいでしたし、目標が5位以内でしたので、達成できました」と表情は明るかった。
上條は、「3日間通して、99点をつけられるゴルフができました。1点足りないのは、獲れるところで獲れなかった部分、パッティングですね」と手応えと課題を掴んだという。さらに4連覇を狙う豊島と同じ組でのプレーに「豊島さんはバーディを獲ってガッツポーズをしたり、ゴルフに気合がこもっていて、そこは見習わないといけないと思いました」と、プレーぶりにも大いに刺激を受けたよう。本選手権での成績で来年の日本アマチュアゴルフ選手権の出場資格を手にした上條。本大会での経験を活かして、初めて挑む日本アマでも活躍してくれることを期待したい。
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