コースレーティングシステムは、ハンディキャップ規則の基準となるものであり、すべてのゴルファーのハンディキャップインデックス(JGAハンディキャップ)計算にかかわります。ネットスコア(グロススコアからハンディキャップストロークを引いたもの)がコースレーティングと等しい場合、そのプレーヤーは、『自身のハンディキャップ通り』にプレーしたことになります。
コースレーティングシステムは、異なるコース間で整合性のとれたレーティングが査定できるように設計され、ゴルフコースのプレー難易度に影響を及ぼす様々な要素を査定評価します。
コースの実査定は、JGAから任命を受けたコースレーティング査定チームが実施し、JGAは、その査定結果を検証したのち、コースにレーティングを付与します。
コースレーティングの実効性を高める鍵は正確性と均一性であり、そのためにレーティング査定は正確に行われなければなりません。コースのヤーデージは、ロール、高低差、強制刻み、ドッグレッグ、風、標高などの要素によって修正され、プレー難易度に影響を与える障害は、定められた基準に従って評価されます。この評価基準によって査定における主観性を減らすことができます。
※コースの再査定は最低10年に1度、新設コースの場合は初回査定日から5年以内に行わなければなりません。また、この期限に拘わらず、大規模な改造を行ったコースは速やかに再査定を受けなければなりません。再査定のスケジュールについては、各地区連盟までお問い合わせ下さい。