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大会のみどころ
2010年度(第16回)アジア競技大会(2010/広州)
代表選手の紹介【男子】

男子チームは、過去のアジア競技大会で団体・個人で3度の金メダル(1990年:丸山茂樹、1994年:横尾要、1998年:近藤智弘)を獲得する輝かしい成績を残しています。本年は、4度目の団体・個人金メダル獲得を目標に、社会人1名、高校生3名のチーム編成でアジア競技大会に臨みます。
松山 英樹(まつやま ひでき)
(東北福祉大学1年)

明徳義塾高校在学中の2008年四国アマチュアゴルフ選手権を制して出場した日本アマチュアゴルフ選手権競技で、薗田峻輔を退けてベスト16入りを果たし注目を集めた松山英樹(東北福祉大1年)。
同年には世界アマチュアゴルフチーム選手権の日本代表にも選考され、国際舞台での経験を積みました。
180センチの長身から体の柔らかさを生かして繰り出すドライバーショット、幼少時からゴルフに親しんで感性を磨いてきたアプローチは、国内でもトップレベルにあります。
2010年の松山は、まさに飛躍の年となりました。日本アマはベスト32に終わったものの、関東学生ゴルフ選手権で3位、日本学生ゴルフ選手権で4位と徐々に調子を上げると、10月に霞ヶ関CCで開催されたアジアアマチュア選手権でアジア太平洋地域のトップアマチュアに全く引けをとらないショットと積極果敢なプレーで日本人選手初優勝を果たすとともに、翌年のマスターズ出場資格を獲得しました。
マスターズ史上初めての日本人アマチュア選手の出場を手中に収めた翌週の日本オープン。狭いフェアウェイと高速グリーンに仕上げられた愛知CCで松山は、最後まで優勝争いに加わる大健闘の末、片山晋呉以来となる全体の3位入賞を果たし、ローアマチュアを獲得しました。
アジア競技大会では、団体・個人の金メダル獲得が期待される選手の一人です。
川村 昌弘(かわむら まさひろ)
(福井工業大学附属福井高校2年)

世界アマチュアゴルフチーム選手権に続いての日本代表となった川村昌弘。2009年の中部アマチュアゴルフ選手権競技で史上最年少優勝記録を更新するなど、早くからその才能に注目されてきました。
同年にナショナルチームメンバーに選考されると、ネイバーズトロフィーチーム選手権やノムラカップアジア太平洋アマチュアゴルフチーム選手権などに出場してきました。豊富な日本代表としての経験を日本チーム金メダル獲得につなげたいところです。
小平 智(こだいら さとし)
(鷹ゴルフ倶楽部)

2008年の日本アマチュアゴルフ選手権競技でランナーアップ、今年の関東アマチュアゴルフ選手権優勝など、これまで着実に成長を続けてきた小平智。8月にはJGTOチャレンジトーナメントでアマチュア優勝を果たし、一気に注目を集めました。
男子チームで唯一人の社会人として、チームリーダーとしての活躍が期待されます。
小西 健太(こにし けんた)
(瀬戸内高校1年)

小西健太は、2009年の日本ジュニアゴルフ選手権競技男子12~14歳の部で優勝を飾り、育成選手に選ばれた今年は、全国中学校ゴルフ選手権春季大会で3位、中国アマチュアゴルフ選手権でも3位タイで日本アマチュアゴルフ選手権競技への出場を決め、安定した成績を収めています。
7月には自身初の日本代表としてジュニアオープンゴルフ選手権に出場し、日本選手初優勝の偉業を成し遂げてナショナルチームメンバーに昇格すると、日本ジュニアゴルフ選手権競技男子15~17歳の部で2007年の石川遼、2008年の今平周吾に続き3人目となる高校1年で制しました。
ナショナルチームで指導している筋力トレーニングによって飛距離も伸びており、アジア競技大会でも好成績が期待されます。
代表選手の紹介【女子】

女子チームは、世界女子アマチュアゴルフチーム選手権の日本代表と同じメンバーでアジア競技大会に臨むことになりました。女子チームは2大会連続(2002年、2006年)で銀メダル獲得の実績を残しています。今大会では、2002年(第14回・韓国)大会の宮里藍以来の個人金メダルと団体初の金メダル獲得を目標としています。
比嘉 真美子(ひが まみこ)
(本部高等学校2年)

先の日本ジュニアゴルフ選手権競技15~17歳の部で最終ラウンドに8打差を逆転して初優勝を果たした比嘉真美子。
女子チームの中心選手として、初のアジア競技大会に出場します。
福田 真未(ふくだ まみ)
(沖学園高校3年)

日本ジュニアゴルフ選手権競技では、常に上位成績を修めてきた福田真未。国際競技でもネイバーズトロフィーチーム選手権やジュニアオープンゴルフ選手権、クィーンシリキットカップなど数多くの国際競技に出場してきました。
今回のメンバーでは一番の国際競技の経験を持つ福田。チームの精神的主柱として、メンバーを牽引します。
堀 奈津佳(ほり なつか)
(藤井学園寒川高校3年)

今年の四国女子アマチュアゴルフ選手権競技優勝の堀奈津佳。日本女子アマチュアゴルフ選手権競技でベスト16、日本ジュニアゴルフ選手権競技で6位タイと安定した成績を残しています。
堀は2008年にチームジャパン・ジュニアに選考されて以来、3年間に渡って続けてきた体力トレーニングの成果で、女子ナショナルチームメンバーの中でトップレベルの体力数値を記録するまでになりました。
持ち前のショットの技術に加えて、努力が実りつつある体力強化によって、日本女子チーム初の金メダル獲得に貢献することが期待されます。
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