1957年に霞ヶ関カンツリー倶楽部にて開催されたカナダカップの際、当時JGA副会長の野村駿吉氏が、USGAとの間でアマチュアの対抗戦開催を提案しました。この提案が全米ゴルフ協会(USGA)を動かし、R&Aを賛同させ、翌1958年に世界35カ国がワシントンD.Cに集い、うち32か国によりWorld Amateur Golf Council(WAGC)(1991年に団体名をIGFに変更)が設立され、同年10月のSt Andrews Old Courseでの第1回大会開催へとつながりました。
大会の呼び名は、当時の米国大統領で、歴代大統領の中では最もスポーツに理解があり、ゴルフにも多大な貢献を果たしていたD.アイゼンハワー氏から優勝杯を寄贈されたのにあやかり『アイゼンハワートロフィー』と名づけられました。また、女子は、アイゼンハワートロフィー創始から6年後の1964年に第1回大会が開催され、ロシア帝国の由緒あるカップをポルトガルのSilvia Espirito Santo女史が提供されたことから『エスピリトサントトロフィー』と呼ばれ、今日まで続けられています。
過去、本選手権にはタイガー・ウッズ、フィル・ミケルソン、女子ではヤニ・ツェン、ボーラ・クリーマーをはじめとする現在トッププレーヤーとして活躍している選手たちが祖国の誇りと名誉をかけて出場しています。
■日本代表チームの活躍
過去、日本は1984年香港大会で優勝、1974年ドミニカ大会、1976年ポルトガル大会、1982年スイス大会の3度2位となり、丸山茂樹、片山晋呉、宮里優作、池田勇太、松山英樹らも日本代表として世界アマに出場しました。
一方、女子は、1984年香港大会、1988年スウェーデン大会、1990年ニュージーランド大会、2004年プエルトリコ大会の4位が最高順位で、現在USLPGAツアーで活躍している宮里藍や宮里美香、日本女子プロツアーの中心選手に成長した森田理香子らが日の丸を背負って戦いました。
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