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大会のみどころ
2022年度(第32回)アイゼンハワートロフィー 世界アマチュアゴルフチーム選手権
日本代表選手団の紹介

2018年大会では、金谷拓実が個人戦2位の好成績を残したものの、チーム戦15位タイに終わった日本男子チーム。本大会では、その悔しさを知る中島啓太を中心に、大学生3名のチーム編成で優勝を目指します。

岡田 晃平(おかだ こうへい)
(東北福祉大学3年)

今年の日本アマチュアゴルフ選手権で逆転初優勝を果たした岡田晃平(東北福祉大学3年)がJGAナショナルチームメンバー入りし、世界アマチュアゴルフチーム選手権日本代表に選考されました。2016年に日本ジュニアゴルフ選手権男子12~14歳の部を制した岡田は、明徳義塾高校在学中の2018年から四国アマチュアゴルフ選手権を連覇。USPGAツアーで活躍する松山英樹の背中を追うように東北福祉大学に進学し、研鑽を積んできました。その努力が結実して、偉大な先輩が成し遂げられなかった日本アマ優勝を果たした岡田。もうひとつ、松山英樹が手に入れられなかった本選手権でのチーム・個人優勝を目標に、日の丸を背負います。
 
  蝉川 泰果(せみかわ たいが)
(東北福祉大学4年)

高校時代から注目を集めていた蝉川泰果(東北福祉大学4年)が、今年JGAナショナルチームメンバーに選考され、世界アマチュアゴルフチーム選手権で初の日本代表に選考されました。ナショナルチームで提供されるトレーニングにより一回り大きくなった身体から繰り出される300ヤードを超えるドライバーショットを武器にする蝉川は、今年の関西オープンゴルフ選手権で第3ラウンドを終えて首位。残念ながら最終ラウンドでスコアを落としたが、この悔しさで学んだコースマネジメントの重要性を実践して、国内男子下部ツアーで市場5人目のアマチュア優勝の快挙を達成。日本アマチュアゴルフ選手権でも優勝争いを演じて3位とアマチュアとして集大成となる年に、覚醒を果たしました。同年代の中島啓太、大学の後輩となる岡田晃平と臨む最初で最後となる世界アマチュアゴルフチーム選手権。日本チーム優勝のカギを握る蝉川のプレーに注目です。
 
  中島 啓太(なかじま けいた)
(日本体育大学4年)

日本選手2人目のマコーマックメダルを獲得し、アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権で優勝、世界のメジャー競技にも出場するなど名実ともに世界トップのアマチュア選手として注目を集める中島啓太(日本体育大学4年)が、前回大会に続いて日本代表に選考されました。プレーはもちろんのこと、持ち前のリーダーシップでチームをまとめるリーダーとしての活躍が期待される中島。2015年にJGAナショナルチームU-17入りをして以来の集大成として臨む世界アマチュアゴルフチーム選手権で最高の結果を追い求めます。
世界アマチュアゴルフチーム選手権略史
1957年(昭和32年)に霞ヶ関カンツリー倶楽部にて開催されたカナダカップの際、当時JGA副会長の野村駿吉が、USGAとの間でアマチュアの対抗競技会を提案した、この提案がUSGAを動かし、R&Aを賛同させ、結果的に世界35カ国のゴルフ協会、連盟を加盟団体とする「世界アマチュア・ゴルフ・カウンシル(WAGC)/ 現国際ゴルフ連盟(IGF)」の設立となって、1958年(昭和33年)の第1回大会開催へとつながりました。
男子大会の呼び名は、当時の米国大統領で、歴代大統領の中では最もスポーツに理解があり、ゴルフにも多大な貢献を果たされていたD.アイゼンハワー氏から優勝杯が寄贈されたことにあやかって『アイゼンハワートロフィー』と名づけられました。過去、日本は1984年香港大会で優勝、1974年ドミニカ大会、1976年ポルトガル大会、1982年スイス大会の3度2位となっています。

女子は、アイゼンハワートロフィー創始から6年後の1964年(昭和39年)に第1回大会が開催され、ロシア帝国の由緒あるカップを寄贈されたポルトガルのシルビア・エスピリトサント女史にあやかり、『エスピリトサントトロフィー』と呼ばれ、今日まで続けられています。 過去、日本は2018年アルゼンチン大会で2位が最高順位で、1984年香港大会、1988年スウェーデン大会、1990年ニュージーランド大会、2004年プエルトリコ大会の4位の成績を残しています。

なお、日本では1962年の第3回大会を川奈ホテルゴルフコース(富士コース)で、2014年には軽井沢72ゴルフ入山/押立コースで開催しました。
2020年に予定されていた本選手権は新型コロナウイルス感染症拡大のため中止となり、2018年大会以来の開催となります。

開催コース紹介
Le Golf National(Albatros Course) / Golf de Saint-Nom-La-Breteche(Red Course)
世界女子アマチュアゴルフチーム戦選手権は第1回、第16回大会に続き3度目、世界アマチュアゴルフチーム選手権は第19回大会以来となるフランスでの開催。会場は、Le Golf National(Albatros Course)と、Golf de Saint-Nom-La-Breteche(Red Course)。Le Golf National(Albatros Course)は1991年以来、フランスオープンの開催地として知られ、無数のリンクススタイルのバンカーを備えた広大な起伏のあるフェアウェイが特徴です。2018年にはライダーカップが開催されたヨーロッパを代表するコースとして知られており、2024年パリ五輪のゴルフ競技の会場にも決定してます。
一方のGolf de Saint-Nom-La-Breteche(Red Course)は、1959年にヴェルサイユ宮殿の王族の土地の一部にレッドコースとブルーコースの各18ホールで発足。ヨーロッパツアーのランカムトロフィーの舞台になりました。

2018年度(第31回)アイゼンハワートロフィー 世界アマチュアゴルフチーム選手権 競技報告
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