1999 SPRING vol.58
 それでは実際に、国体におけるゴルフ競技はどのような規定のもとに実施されるのであろうか。
 ゴルフ他全ての正式競技に共通することは、

 1. 参加資格
 2. 年齢基準
 3. 総合成績決定方法

などである。
1. 参加資格
 日本国籍を有する者で、所属都道府県の当該競技団体会長と体育協会会長が代表として認め選抜した者であること。また、日本国籍を有しない者であっても、学校教育法第1条に定める学校に在籍する学生及び生徒(ただし、大学生については留学生を除く)で、また、参加しようとする当該年以前にその規定に当該していれば参加可能となる。
 選手の所属都道府県は、当該競技団体が限定する場合を除いて選択制で、(ア)居住地を示す現住所、(イ)勤務地、(ウ)大学を除く学校教育法第1条に規定する学校の所在地(高等学校を卒業していない者は、卒業中学校所在地)、(エ)大学生の場合にあっては、その高等学校所在地の四つから一つを選ぶ。
2. 年齢基準
 各競技は成年(男女)種別、少年(男女)種別に分かれており、今回の熊本国体では昭和56年4月1日以前に生まれた者は成年種別に参加、昭和56年4月2日以降に生まれた者は少年種別に参加する。
3. 総合成績決定方法
 各競技には競技得点(種目別などに1位から8位までの都道府県に与えられる/1位40点、2位35点、3位30点…となる)と参加得点(大会に参加した都道府県に与えられる/全て10点)の二つがあり、男女総合成績(天皇杯得点)及び女子総合成績(皇后杯得点)は、競技得点と参加得点の合計とし、1位から8位までを決定する。
 なお、国体の予選としては都道府県大会(ブロック大会)を開催しなければならない。
ゴルフ競技の種別参加人員
種別 監督 選手 参加都道府県 選手計 監督計 合計
成年男子 1 4 47 188 47 331
成年女子 4 24 96 331
少年男子 1 3 47 141 47 188
少年女子 1 3 24 72 24 96
3 14 -- 497 118 615
(注)成年男女とも出場の都道府県においては、
 成年男子あるいは成年女子の選手のいずれか1名は、
 監督を兼ねるものとする。
競技上の規定及び方法
(1) (財)日本ゴルフ協会ゴルフ規則及び本競技ローカルルールを適用する。
(2) 各選手は、各日とも18ホール・ストロークプレーを行う。
(3) 各種別とも参加選手の合計スコアで各日とも4人参加の上位3名(3人参加の上位2名)の2日間の合計スコアが最小スコアとなった都道府県を1位とする。2位以下もそれに続くものとする。
(4) 使用球は、日本ゴルフ協会発行の最新の公認球リストに記載されているものでなければならない。本条件の違反は競技失格とする。


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