2000 OCTOBER vol.63
土井 新吉(JGA広報委員会参与)

「これじゃ、勉強とゴルフの両立は不可能だ。帰ろう」と中部少年はあっさり東京を後にした。
1960年春。2人の兄が進学していた慶応大学受験のための上京であったが「都内には芝の上から打つ練習場も少ないし、ゴルフ場も遠い。学校に通い、ゴルフに精進する。東京にいては無理」というのが即帰郷の唯一の理由だった。その結果1年浪人。
翌年、東京よりゴルフ環境に恵まれた兵庫の甲南大学に入学。もっともこの浪人期間に日本アマ初出場を果たしている。つまり受験勉強とゴルフ技術の向上を同時に果たしたことになる。そこにはまさにアマチュアの姿があった。
日本アマチュアゴルフ選手権
開催年 (年齢) 成績
1960年 (19歳) ベスト4
1961年 (20歳) 2位
1962年 (21歳) 優勝(初)
1963年 (22歳) ベスト8
1964年 (23歳) 優勝(2回目)
1965年 (24歳) 2位
1966年 (25歳) 優勝(3回目)
1967年 (26歳) 優勝(4回目)
1968年 (27歳) 2位タイ
1973年 (32歳) 16位タイ
1974年 (33歳) 優勝(5回目)
1975年 (34歳) 4位
1976年 (35歳) 4位
1978年 (37歳) 優勝(6回目)
1979年 (38歳) 11位タイ
1980年 (39歳) 10位タイ
1981年 (40歳) 8位タイ
1982年 (41歳) 5位タイ
1983年 (42歳) 10位タイ
1987年 (46歳) 13位タイ



読売国際オープン・ゴルフ選手権
(1962〜1971年)
開催年 成績
1967年 12位タイ(ロー・アマ)
1969年 6位タイ(ロー・アマ)
※現在のアジアパシフィックオープン
キリンオープンゴルフ選手権

日本学生ゴルフ選手権競技
開催年 (学 年) 成績
1961年 (甲南大1年) ベスト8
1962年 (甲南大2年) ベスト8
1963年 (甲南大3年) 優勝
1964年 (甲南大4年) 優勝

プロトーナメント
開催年 (年齢) 成績
1967年 (26歳) 西日本オープン優勝

日本オープンゴルフ選手権競技
開催年 成績
1961年 予選落ち
1962年 予選落ち
1963年 41位タイ(セカンド・アマ)
1965年 18位タイ(ロー・アマ)
1966年 17位タイ(ロー・アマ)
1967年 22位タイ(セカンド・アマ)
1969年 予選落ち
1973年 予選落ち
1974年 予選落ち
1982年 47位タイ(セカンド・アマ)
1983年 予選落ち

総武国際オープン・ゴルフ選手権
(1972〜1976年)
開催年 成績
1973年 20位タイ(ロー・アマ)
1974年 38位タイ(ロー・アマ)
※現在のアジアパシフィックオープン
キリンオープンゴルフ選手権
海外競技(選手としての実績)
開催年 競技 成績
1960年 世界アマチュアゴルフ選手権 団体16位、個人81位
1962年 世界アマチュアゴルフ選手権 団体9位、個人41位
1964年 世界アマチュアゴルフ選手権 団体23位
1965年 アジア太平洋アマ・チーム選手権 団体1位、個人1位
1966年 世界アマチュアゴルフ選手権 団体8位、個人3位
1967年 アジア太平洋アマ・チーム選手権 団体2位、個人6位
1968年 世界アマチュアゴルフ選手権 団体9位
1969年 アジア太平洋アマ・チーム選手権 団体2位、個人2位
1973年 アジア太平洋アマ・チーム選手権 団体2位
1973年 国際アマ・チーム選手権 団体3位、個人2位
1974年 世界アマチュアゴルフ選手権 団体2位、個人19位
1975年 アジア太平洋アマ・チーム選手権 団体1位
1976年 世界アマチュアゴルフ選手権 団体2位、個人29位タイ
1978年 世界アマチュアゴルフ選手権 団体9位
1979年 アジア太平洋アマ・チーム選手権 団体1位、個人3位タイ
  日豪親善ゴルフマッチ 日本チーム勝利
  国際アマ・ゴルフ選手権 団体1位、個人1位
1980年 日豪親善ゴルフマッチ 日本チーム勝利

 
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