もう一人の歴代優勝者である渡部は、前日3位からひとつ順位を落としながらも、優勝を狙える位置に踏みとどまった。1番ホールからのスタートとなった渡部は、パットに苦しみ2、5、7番を3パットのボギーとするなど前半を5オーバーパー・41ストロークで終了。後半も41ストロークで2日間トータル159ストロークとした。「風邪気味で集中力を欠いたままプレーをしていたら、3つの3パット。15番(365ヤード・パー4)では、ボールが木に当たりダブルボギー。予選会場の東児が丘マリンヒルズが難しいコースだっただけに、ここではいいスコアで回りたかったのに」と悔しさをあらわにした。それでも、明日は「集中力を切らさずにパーを拾って拾って拾いまくりたい」と2度目の優勝に向けて抱負を語った。渡部は白谷とともに60歳代のプレーヤー。2人揃って「3日間競技は、体力的に本当にきつい」とこぼしているが、どちらが優勝しても記録に残る大会となるだけに、この2人の頑張りに期待したい。
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