首位スタートの白谷は前半からスコアを崩し、この日82ストロークと種田とは5打差の2位に終わった。白谷は、昨日から懸案だったドライバーショットがこの日も安定せず、セカンドショットの距離が残る苦しいゴルフ。優勝の鍵といっていた50ヤード以内のアプローチも不調で「3日間プレーできたことは満足ですが、少し悔いが残ります」とこの日のプレーを振り返った。優勝争いを演じた種田とはプライベートでも一緒にゴルフを楽しむ友人関係で、「種田さんは本当に実力のある人だなと実感しました。今日は勉強になりましたよ」と種田のゴルフに脱帽の感だった。最後には「それにしても、56歳という年齢で優勝できるなんて…。種田さんには心からおめでとうといいたいです」とゴルフ仲間を賞賛した。
来年の女子シニアは、開催期日が5月になり、実施要項が変更されて2日間競技となる。会場は、今年盛り上がりをみせた日本女子オープンゴルフ選手権競技の舞台となった千葉カントリークラブ・野田コース(千葉県)。新緑がまぶしい季節に女子シニアの溌剌としたプレーがゴルフシーズンの幕開けを告げる。
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