競技は決着がついたわけではないが、日本アマの予選前半で目立ったのは元気溌剌の大学勢の大健闘であった。今春、ジュニアから大学生になったばかりの池田勇太(東北福祉大1年)と諸藤将次(日本大1年)の二人がまず、68(4アンダーパー)で回って注目された。二人は千葉学芸高(千葉)、沖学園(福岡)時代から高校ゴルフで覇を競ってきたばかりでなく、昨年の世界ジュニア選手権の日本チーム代表として優勝した主力だった。午後、今度は山本隆允(東北福祉大3年)が若い二人をしのぐ66のスコアをマークしてトップを走った。首位に立った山本といい池田、諸藤はいずれも18歳から20歳の若者ばかり。経験がものをいうゴルフ競技とはい
え、ベテラン勢がつけ込む隙がないほど、若さがものをいった展開になった。
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