14歳の中学生ゴルファー伊藤涼太(中日・白鳥中学2年)が、あれよあれよいとう間に日本アマの決勝戦に進出し、アマチュアゴルフのナンバーワンの座を争うことになった。中学生の日本アマ決勝進出は史上初めてだが、『尻上がりにパットの調子がよくなっているので心配ない。問題は体力だけです』と、優勝への野望をひとくさり。といっても、まだ14歳の少年だ。ゴルフの怖さ、競技に対する精神的な重圧を知らないまま勝ち進んできたのだから、まさに恐ろしき14歳という以外の表現はない。といっても、まだ少年だ。競技の前夜は親しい先輩とゲームマシーンに熱中していたという。ゴルフの重圧なんて微塵にも感じていないような様子だ。14歳といえば今年、日本女子アマチュアゴルフ選手権競技では同い年の沖縄県の宮里美香(琉球・松島中学3年)が勝って話題になった。日本のゴルフが14歳の少年少女に翻弄されているのは、喜ばしい現象か。
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