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日韓10代対決は韓国の李に軍配があがった
第5日 写真:GARY KOBAYASHI
韓国の李は17歳の高校生、伊藤涼太(中日・白鳥中学2年生)は14歳。日本アマチュアゴルフ選手権競技決勝は、史上初のティーンエージャー対決となった。李はソウルの高校に在学中で同国ナショナルチームのメンバーである。一方の伊藤は三重県鈴鹿市で父親の秀明さんが経営するゴルフの練習場で育ったゴルフ少年だ。数々のプロトーナメントに出て、神童と騒がれて久しい。コースは連日30度を越える暑さに見舞われ、体力、気力の勝負になった。沈着冷静にプレーを続ける李は午前のアウトで2アップして優位に試合を進めた。前日まで元気にプレーしていた伊藤は疲労の色を隠せず、ミスショットが目立った。午前は李が4アップの大きな差をつけ
た。伊藤は若さの武器があったが、この日まで4日間6ラウンドを消化してきたのだから、疲労の極地にあったろう。午後のラウンドは奮起した伊藤が追い込む場面もあった。だが李は終始、冷静なゴルフに徹し、16番で粘る伊藤を振り切って3-2のスコアで日本アマを制した。韓国の男子ゴルファーが日本ゴルフ協会主催の競技に優勝したのは1941(昭和16)年の日本オープンの延徳春(日本名・延原徳春)、1972(昭和47)年の日本オープンの韓長相がいる。日本アマでの韓国勢の優勝は初めて。17歳の優勝者は、1973(昭和48)年の中嶋常幸(現在プロ)の18歳9ヶ月の最年少記録を塗り替えた。

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