早稲田大ゴルフ部のエース中島徹は69で他の4人とともにトップに並んだ。昨年は3日目でトップを走る甲斐慎太郎(日本体育大)と8アンダーパーの同点で並び、大学ゴルフ界の名門早稲田から悲願の優勝者が出るか、と注目されたが、最終ラウンドの前半で自滅して悔し涙を飲んだ。あれから1年、中島は今年優勝に向けていいスタートを切ったといえる。 『今日はプレーの組み立てがよかったと思います。だからいいスコアにつながったのでしょう。昨年、十中八九、手中にしていた優勝を逃した一件について姉から、せっかく同じスコアで並んだのに・・・・と怒られました』と中島家の、あの日の悪夢の悔しさを明かした。ちなみに姉の中島真弓は早稲田大学ゴルフの出身で今はプロ。日本女子学生の1997(平成9)年の優勝者である。
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