前半18ホールをオースクウェアで折り返し、ドーミーホールも2ホールを取り返す粘りを見せた永野も17番ホールで力尽きた。「後半18ホールのアウトコースで4アップされてしまっては…。10番ホールで取り返して波に乗れると思ったんですが、12番ホールでパーパットを外したのが痛かったです」と試合を振り返った永野。それでも表情には満足感がうかがえる。「自分の目標はベスト32に残ることでした。マッチプレーでは上手な人ばかりでチャレンジする気持ちを持って望んだのが好結果につながったと思います。この5日間で最後まで諦めずに粘りを見せられるようになりました。精神的に成長できたと思います」と笑顔を見せた。17歳の高
校生は、この5日間でランナーアップという称号とともに、確かな自信を手に入れた。日本アマ準優勝で迎える夏の高校選手権と日本ジュニア。全国大会では優勝経験がない永野がこの経験をどのように活かしていくのか期待したい。
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