3度目の対決で初めて伊藤涼太を破り、優勝候補筆頭と考えられていた額賀は、永野に足下をすくわれた。ゴルフの調子は、決して悪いわけではない。その証拠に額賀に敗れた伊藤は「今日の額賀さんのゴルフだったら、いくら自分の調子が良くても2ダウンで負けていたと思う」と話す。額賀本人も今日のゴルフには納得しているのだろう。無名の永野に敗れても、吹っ切れた表情だった。「準決勝は、永野君が前半で5バーディ。これでは負けても仕方がない。今回の日本アマのテーマは“自分のリズムを守る”ことだった。それが出来て伊藤君にも勝ったし、永野君がナイスショットをしても動じることはありませんでした」と今大会を振り返った。8月には最後の出場となる日本学生が待っている。今冬のトレーニングで体重を7キロ絞り、安定感が出てきた額賀。これからは、同年代を代表するゴルファーとしての結果が求められている。
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