平成17年度日本アマチュアゴルフ選手権競技は鳥取県西伯郡岸本町の大山ゴルフクラブに全国からの選手153名を集めて行われた。大山ゴルフクラブは、上田治設計で昭和45年(1970年)に開場した鳥取の名コース。鳥取県での日本アマ開催は初めてとなる。
梅雨入りしたとはいえ、長らく雨のない空梅雨だった中国地方にまとまった雨が試合前日まで続いたが、初日の第1ラウンドが行われた5日、午前中は雨もなかったが、午後からは雨に霧も伴い、いかにも山の天候に見舞われた。
2日間36ホール・ストロークプレーのクォリファイング第1ラウンドで上位に並んだのは、予想通り若い選手だった。4アンダーパーの5人は森本雄也(
レイクフォレスト・21)、笠原広規(IPIA・19歳)、J・パグンサン(フィリピン・27歳)、真田雅彦(リバーサイドフェニックス・19歳)、という国際的な顔ぶれの若手選手だが、その中で中年の41歳、ひとり気をはいたのが田村尚之(加茂)だった。さすがに、平成6年(1994年)の日本オープン・ローアマ、平成14年(2002年)・平成15年(2003年)の日本ミッドアマ・チャンピオンの貫禄を見せた。
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