身長188センチ。手足も長く目立つ存在の秦和弘(大阪学院大4年)がトップタイで第1ラウンドを終えた。「コースは距離が長いし、グリーンが小さくお椀型になっていて、グリーンオンしないとアプローチが難しい。今日は無理はしなかったのが功を奏したのかも」とラウンドを振り返った。昨年の日本学生5位タイの秦は、今年の関西学生ゴルフ選手権競技で2位の岩元洋祐(甲南大4年)に8打差をつけるダントツの強さで優勝して本選手権を迎えた。しかし、秦は関西学生優勝の結果に満足せず、スイングを若干修正しているという。腕が長く、スイングに“遊び”が出てしまうのが欠点で、テークバックをアウトサイドにあげてインサイドから引き下ろしてしまうループを描く癖を矯正している最中。USツアーで活躍する選手を手本にゆっくりとオンプレーンのスイングを意識しているそうだが、今日のラウンドでは4バーディー、1ボギーと安定したゴルフで結果を残した「調子は決してよくはありません。ここまできたらやるだけです」と開き直ってのプレーが好結果を残している。25日(木)からは台風上陸の予報もあり、コースコンディションはより一層難しくなることが予想されるだけに、明日の第2ラウンドでいかに自分のスイングに迷い無くプレーできスコアを伸ばせるかが、大学生活最後の大輪の花を咲かせるポイントとなる。
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