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【日本学生チャンピオン奪取に意欲を見せる池田が首位タイに】
第2日 競技報告:JGA 写真:JGA
「今年の大きな目標は、日本アマチュアゴルフ選手権競技と日本学生ゴルフ選手権競技での優勝でした。7月の日本アマではマッチプレー1回戦で早々に敗れてしまったので、このタイトルはどうしても欲しいんです」高校時代に日本オープンローアマと世界ジュニア個人優勝を果たし、一躍男子アマチュアゴルフ界で注目を集めた池田も、大学に進学してからは、スランプに陥った。日本アマではこの2年、優勝候補筆頭にあげられながら、結果を残せず、この日本学生も初出場の昨年は14位タイと不本意な成績に終わっている。
しかし、雪辱を期して迎えた今年の日本学生では、高校時代の輝きを取り戻したかのような緻密なゴルフで2日目にして首位に立った。スタートの10番ホールではティショットを2アイアンで打ち、確実にフェアウェーを捉えると、計算通りにバーディー。残る3つのパー5も全てバーディーを取りスコアを伸ばすと2ボギーを打ったものの、6バーディー、2ボギーの68でホールアウト。2位に2打差をつけて単独首位に立った。
「練習ラウンドと昨日で、どこに打っていけば一番安全でバーディーを取れるのかがはっきりした。今日は、パー3の4ホールをのぞく14ホール中、ティショットでドライバーを使ったのは10回です。コースマネジメントはしっかり出来たと思う」という言葉通り、危なげないゴルフを見せていた。今週は、今季使っているボールを昔のボールに変えてプレーしている。「今週使っているボールは、ショットでボールが浮くんです。このコースのグリーンは小さくて微妙な傾斜があって難しいのでボールが低く出るボールより、このボールが合っているようです」と好スコアの要因のひとつとなったボール変更の特徴を独特の表現で語った。
昨年の不振は自分でも驚きだったようで、「昨年、正直言って自分があんなスランプになるとは思わなかったです。皆さんにも池田勇太という名前を忘れられてしまうと思いました」と冗談で隠しながら、昨年の苦悩を語った。「でも、この1年で距離も伸びているし、フェアウェーキープ率も上がっている。確実に成長していると思います」と自信をのぞかせた。
豪快なドライバーショットに注目が集まりがちな池田だが、彼の本領は多彩なアプローチの技術と考え抜いたコース戦略にある。このコースは池田に合っているのかも知れない。
「今年は、まだ日本オープンの出場資格を得ていないんです。日本オープンに出場するためにも、日本学生は絶対に優勝したい」と意気込む池田。今年の目標と日本オープン出場に向け、一歩ずつ歩みを進めている。

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