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競技報告
【怪物・川岸が廣野で復活の兆しを見せる】
第2日 競技報告:武藤一彦・西澤忠 写真:Gery Kobayashi
 入るは入る5連続のバーディーパット。川岸が復活を印象づける快調なパットでトップに立った。
 13番(パー3)で奥からの4メートルをねじ込んだのがきっかけだった。14番では「打ちすぎた」と目をつむった12メートルが決まった。「入っていなければグリーンを出ていただろう」という”ラッキーパンチ”にショットもさえ15、16番と3メートルにつけ4連続。続く17番では「もう入らないだろう」とリラックスして打った10メートルのフックラインを決めた。
 8バーディー、3ボギーの66。広野のコースレコード(能村征二)とタイ。怪物・川岸が難グリーンを克服した。「“どうしたんだろう”というくらい入りまくった」
と驚きを隠さなかった。悩み抜いたパッティングだったのだ。「ここ何週間か、きれいにバックスウィングをあげようと考えてばかり。“本当はうまいんだ、構えたらさっと打とう”とやりはじめたら昨日あたりから良くなった」
 99年フィリップモリス以来優勝から遠ざかっている。鳴り物入りでプロ入り後にアッという間に4勝をあげながら優勝は6回どまり。01年からは賞金ランキング100位以下を2年連続するなど低迷した。が、昨年の今大会11位に食い込んだあたりから調子が上がった。ABCチャンピオンシップ、フェニックスオープン2位、カシオワールド3位とシーズン大詰めだけで賞金ランク15位。今季もつるやオープン、三菱ダイヤモンドカップで2位と、優勝にあと一歩のところまできている。
 「35歳くらいでゴルフを辞めようと思ったりした。どうやって練習しても駄目でした」と明かしたこの日、「(日本オープンは)取りたいという気持ちがある。やっぱり前向きな気持ちですね」自分に言い聞かせるようにいった。
 アマチュア時代、日本学生、日本アマ優勝。今回勝てば、ビッグタイトル全制覇。復活にふさわしい舞台となる。

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