第1・第2ラウンド2日間が終わって8人のアマチュアが6オーバーパーのカットラインを通過した今大会は、若きアスリート系アマチュアが話題を集めている。戦前の第7回大会(1913年、神戸GC)で10人のアマチュア予選通過が記録にはあるが、ほとんど在留外国人選手だったことを考えると、ここ10大会での5人をはるかに上回る8人こそ新記録だろう。ちなみに昨年は1人だった。
特筆すべきは、この8人のアマチュアの中に、今年のナショナルチーム選手が4人いること。岩井亮磨、池田勇太(ともに東北福祉大)、額賀辰徳(中央学院大)、伊藤勇気(鹿島学園高校)の4人だ。
「彼らが参加する日本アマや強化合宿はなるべく伝統あ
る古いコースで、タフなコースセッティングを施す場合が多いので、この廣野ゴルフ倶楽部でのプレーに違和感がないのかもしれません。その点ではプロたちより有利に展開したのかも」というのはJGAナショナルチーム強化委員長の川田太三氏。さらに「アマチュアにとってこの大会が今季最終戦なので、気合が入っているのかも」と解説してくれた。
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